2019年07月14日

そこでは卒塔婆の長さに気を付けなされ

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葬儀が終われば次は幾度かの法要な儀式を行うことになります。その儀式は四十九日、一周忌、三周忌といった順に続いていきますが、そのたびに卒塔婆というのが更新されていきます。その卒塔婆はだんだんと長さが長くなっていきまして、50回忌くらいになると人間の背丈をしのぐくらいになってしまいます。

こうなると車の中に納まりきれないくらいになるので、33回忌や50回忌の際には、それをどうやってお墓までもっていくのかが1つの課題となるので、日ごろから考えておかねばなりません。それを儀式が終わった後にお墓へもっていきまして、そこに飾ることになります。

なおそれまで墓場に飾っていた卒塔婆は処分することになります。その卒塔婆は木製の板なので、お墓にずっと飾っていて、途中で劣化してどうにもならなくなったら、その時点で処分しても構わないとされます。この法要な儀式は自宅や葬儀会館などで住職さんに来てもらう場合と、お寺で自分から出向いて行く場合に分かれます。

お寺でやる場合は自宅などを片付けないでいいし、葬儀会館などの使用料もいらないし、お車代もいらないメリットがあります。ただしお花やお供え物などは自分で買って用意してお寺まで運ばなければなりません。ただ祭壇への準備はそこのお寺の奥さんなどがやってくれます。