2020年02月10日

故人の好きな花を供花として贈る際はマナーを守ろう

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交流のある人の訃報が届いたら、葬儀に参列するのはもちろんのこと、香典や供花などを贈る準備を行う人は多いのではないでしょうか。特に供花を贈る際はマナーがありますので、事前に正しいマナーを確認してから準備をするとスムーズに進めることができます。

まず、供花を手配する前に必ず行いたいのが遺族に贈って良いかどうかの確認です。遺族側の希望でお花を辞退している場合があり、もしも勝手に贈ってしまったら遺族に迷惑をかけてしまう場合があるからです。必ず了承を得てから手配を進めましょう。

お供えのお花を手配する際は、葬儀会社に直接依頼するか、お花屋さんに自分で注文するのが基本です。ただ、ここで注意したいのが選ぶお花の種類です。お供えのお花は宗派によって選ぶお花の種類が異なります。たとえば、仏式のお葬式の場合は、菊やユリ、蘭といった白い色のお花を選ぶのがマナーです。

また、これらの白いお花を中心に薄い紫やピンクのお花のアレンジメントであればその場の雰囲気に浮いてしまうこともありません。ちなみに、最近は故人が生前好きだったお花を選ぶ人も増えていると言われています。故人が好きな花を祭壇に飾ってあげることで、遺族もきっと喜んでくれると思いますし、より気持ちが込められたお葬式を演出することができます。

ただ、気をつけたいのはあくまでもマナーを守ることが前提ということです。たとえば、棘がある薔薇はお供えのお花に相応しくないためマナー違反と言われています。故人の好きな花が薔薇でも、マナーとして贈るのは控えましょう。